絵を描いた人の気持ちは変わるのか?




「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい。」


アメリカの心理学者ジェームズとデンマークの心理学者ランゲが残した言葉です。

刺激→情動→身体変化ではなく、刺激→身体変化→情動で、人の心は動いているという説があります。
これをジェームズランゲ説といいます。



しかし、多くの人間は「悲しいから泣いている」と、思っているでしょう。
絵には、作者の感情が投影されることがあります。

仮に、10人に海の絵を1枚描いてもらうと、10枚とも違った雰囲気の絵になると思います。
海の波の高さが大きく描かれていたら、心の中の葛藤が表れているのかもしれません。
その逆もあり、穏やかな細波が描かれていたら、心も落ち着いていそうです。

本人が意識しなくても、絵に作者の感情は表れやすいです。
それでは、意識して絵を描くとどうなるでしょう。



明るい絵を描くと、後からつられて心が軽くなると思います。
例えば、自分の好きな動物が笑っているような表情で描いたり、故郷の風景が陽の光に照らされているようすを描いたり。





辛いときは、絵を描くのも抵抗があるかもしれません。
しかし、少しの行動で気分が変わります。

①絵を描いて、今の自分の状態を分析してみる。
②自分の成りたい感情を絵で表現してみる。
自分自身のために絵を描いてみましょう。





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